
「内窓を取り付けて、お部屋をもっと暖かく、静かにしたいな」と考えることってありますよね。
でも、ネットで調べていると「せっかく買ったのにはまらなかった…」なんていう失敗談を目にして、急に不安になってしまうかもしれません。
特にDIYの場合、数ミリのズレが大きなトラブルにつながるという話を聞くと、「私にもできるのかな?」と立ち止まってしまいますよね。
この記事では、そんな皆さんの不安を少しでも軽くするために、失敗しやすいポイントや、絶対に押さえておきたい採寸のコツをやさしくお伝えしていきます。
最後まで読んでいただければ、失敗を防ぐための具体的なステップがわかり、安心して快適なお部屋づくりにチャレンジできるはずですよ。
たった1mmの誤差が大きなトラブルにつながることも
内窓をDIYで取り付けるとき、最も多く、そして最も深刻なのが「寸法の測り間違い」なんですね。
LIXILの「インプラス」をはじめとする内窓は、今ある窓枠にぴったりと収まることで、高い断熱効果や防音効果を発揮するように作られています。
そのため、たった1mmや2mmサイズが大きいだけで、窓枠に入らなくなってしまうのです。
せっかく数万円を出して購入したのに、取り付けられずに返品もできず、粗大ゴミになってしまった…なんて悲しい結果は絶対に避けたいですよね。
逆に小さすぎても、隙間が大きく空いてしまって、本来の防音・断熱性能が十分に発揮されなくなってしまいます。
だからこそ、「正しい方法で採寸し、適切な余裕(クリアランス)を持たせて注文すること」が、何よりも大切になってくるんですよ。
どうして採寸のミスが頻発してしまうの?

「長さを測るだけなのに、どうしてそんなに間違えてしまうの?」と不思議に思うかもしれませんね。
実は、そこにはお家ならではの事情や、ちょっとした思い込みが隠れているんです。
詳しく見ていきましょう。
窓枠はまっすぐに見えても実は歪んでいるから
私たちの家にある窓枠は、目で見るときれいな長方形に見えますよね。
でも、家が建ってから何年も経つと、建物の重みや木材の収縮によって、気づかないうちに少しずつ歪んでしまうものなんですね。
過去に震度5強などの大きな地震があった地域では、その影響で枠が広がったり歪んだりしてしまうケースもあるとされています。
そのため、右端と左端で高さが違ったり、上と下で幅が違ったりすることがよくあるんです。
「どこを測っても同じはず」と思い込んで一箇所だけ測ってしまうと、いざはめ込む時に狭い部分で引っかかってしまうんですね。
「余裕(クリアランス)」の計算を忘れてしまうから
もう一つの大きな理由が、注文する時の「引き算」を忘れてしまうことです。
内窓を取り付けるためには、実際の窓枠のサイズよりも少しだけ小さく注文して、すんなり入るように「余裕(クリアランス)」を持たせる必要があるんですね。
基本のルールとしては、測った一番小さなサイズから、幅と高さをそれぞれ3mm差し引いて発注するのが一般的とされています。
この3mmの引き算を忘れて、測った通りのピッタリの寸法で注文してしまうと、ほんの少しの歪みや膨張で全く入らなくなってしまうんですよ。
よくある寸法の測り間違いパターンとその他の失敗

それでは、実際にどのようなミスが起こりやすいのでしょうか。
具体的な失敗パターンを一緒に見てみましょう。
これを事前に知っておくだけで、失敗する確率はグッと下がりますよ。
一番広い部分のサイズで注文してしまう
とてもよくあるのが、窓枠の幅を1箇所(たとえば真ん中だけ)測って、その寸法で注文してしまうケースです。
もしそこが窓枠の中で「一番広い部分」だった場合、どうなるでしょうか。
実際に内窓の枠を取り付けようとすると、両端の少し狭くなっている部分がつっかえてしまって、最後まで押し込めなくなってしまうんです。
これを防ぐためには、必ず「上・中・下」の3箇所(高さなら「左・中・右」の3箇所)を測って、その中の「最小値」を基準にするのが鉄則なんですよ。
対角線の長さが違うと、真ん中あたりで枠が卡まって(つっかえて)しまうこともあるので、細かく測ることが大切ですね。
測る位置(奥行き)を間違えてしまう
これも意外と盲点なのですが、窓枠の「どこを測るか」を間違えてしまう失敗です。
内窓は、今ある窓の室内側の枠に取り付けますよね。
でも、メジャーをあてる時に、無意識に窓枠の中心や、外側のサッシに近い部分を測ってしまう方がいらっしゃるんです。
木枠は経年劣化で室内側と外側で寸法が変わっていることも多いので、必ず「内窓を取り付ける位置(一番室内側の枠)」の寸法を測るようにしましょう。
左右の開き方向や干渉物、色の見落とし
寸法そのものの間違いではないのですが、とても悔しい思いをするのが「逆勝手(ぎゃくがって)」のミスです。
今ある窓が「右側の窓が手前」になっているのに、内窓を「左側が手前」になるように注文してしまうと、窓を開ける時にぶつかってしまったり、鍵(クレセント)が開けづらくなったりするんですね。
また、寸法は完璧だったのに、「カーテンレールが出っ張っていて、内窓の枠とぶつかってしまった」という失敗談もよく耳にします。
さらに、元の木枠の色と全く違う色を選んでしまって、お部屋の雰囲気に合わず後悔した…というケースもあるようです。
採寸する時は、窓の周りに干渉するものがないか、色合いはあっているかも一緒にチェックすると安心ですよ。
失敗を防いで理想の窓辺を手に入れるために
ここまで、内窓DIYにおける寸法の失敗について見てきました。
色々と怖いこともお伝えしてしまいましたが、ポイントをしっかり押さえれば大丈夫ですよ。
最後に、失敗しないためのおさらいをしておきましょう。
- 幅と高さは、必ず3箇所ずつ(端と真ん中)測って「一番小さい数字(最小値)」を選ぶ
- その最小値から、幅も高さも「3mm」引き算して注文する(クリアランスの確保)
- 測る時は、内窓を取り付ける室内側の枠にメジャーをあてる
- 測った数字は、間違えないようにメモに詳細に書き、発注する寸法は赤ペンなどで目立たせておく
- カーテンレールなどの出っ張りがないか、事前によく確認する
もし万が一、「枠の寸法を間違えてしまった」と気づいても、焦らないでくださいね。
最近のDIYキット販売サイトでは、ガラスをはめ込む前であれば「枠だけ再注文」できるサービスを用意しているところも増えているんです。
全部を買い直すよりは出費を抑えられるので、そういうサポートがあるお店を選ぶのも、一つの安心材料になりますね。
しっかり準備をして、快適な空間づくりを楽しみましょう
「ミリ単位で測るなんて、なんだか難しそう」と感じてしまった方もいらっしゃるかもしれません。
でも、こうして事前に失敗しやすいポイントを知ることができたあなたは、きっと大丈夫です。
頭の中で取り付けのイメージシミュレーションをして、ゆっくり時間をかけて測ってみてくださいね。
ご家族にメジャーを押さえるのを手伝ってもらいながら、2人で数字を確認し合うのも良いかもしれません。
もちろん、「どうしても自分で測るのは不安」「失敗して数万円が無駄になるのは絶対に避けたい」という場合は、無理をせずにプロの業者さんにお願いするのも賢い選択ですよ。
特に、国や自治体の補助金制度を利用したい場合は、DIYだと対象外になってしまうことも多いので、総合的に考えて決めるのが一番です。
しっかり準備をして取り付けた内窓は、驚くほどお部屋を静かに、そして暖かくしてくれます。
あなたのチャレンジが成功して、より快適で居心地の良いお家になることを、心から応援しています。