
YKK APの樹脂内窓「プラマードU」には、障子の代わりとして使える和室向けのデザインが豊富に用意されています。
特に格子のデザインは空間の印象を大きく左右するため、ご自宅のテイストに合ったものを選ぶことが重要です。
この記事では、プラマードUにおける和室用格子の種類や、それぞれの違いについて詳しく解説します。
適切な組み合わせを知ることで、デザイン性と断熱性を両立させた理想の和室を実現する手助けとなるはずです。
プラマードUの和室向け格子は3種類から選択可能

現在、プラマードUの和風格子には「荒間格子(あらまごうし)」「横繁吹寄格子(よこしげふきよせこうし)」「たて繁吹寄格子(たてしげふきよせこうし)」の3種類がラインナップされています。
これらはマス目の形や向き、細かさが異なり、選択する種類によって和室の印象や既存のインテリアとのなじみ方が大きく変化します。
また、ガラスの種類も「和紙調単板ガラス」と「和室用複層ガラス」から選ぶことができ、見た目のリアルさを重視するか、断熱性やメンテナンス性を重視するかによって最適な仕様が異なります。
格子のデザインとガラス構造による機能性の違い

その理由は、単に和風のデザインを提供するだけでなく、ライフスタイルに応じた機能性や、他社製品にはない選択肢の広さがあるためと考えられます。
用途で選べる2種類のガラス構造
和室にプラマードUを設置する場合、主に2種類のガラスから選択することになります。
1つ目は和紙調単板ガラスです。
こちらはガラスに和紙風のシートを圧着した単板ガラスで、格子オプションを付けることで、従来の障子に非常に近いリアルな見た目を再現できます。
ただし、ガラスの表面側に格子が付くため、格子の部分にはホコリが溜まりやすく、定期的な掃除が必要になります。
2つ目は和室用複層ガラス(格子入り)です。
こちらは和障子をイメージしたすりガラスを用いた複層ガラス(ペアガラス)となっています。
最大の特徴は、ガラスとガラスの間(中空層)に格子が組み込まれている点です。
格子が露出していないため、ホコリが溜まらず掃除の手間が大幅に軽減されます。
また、複層ガラスであるため単板ガラスよりも断熱性能が高く、冬の厳しい寒さ対策に有利であるとされています。
他社製品とのバリエーションの差
内窓を検討する際、LIXILの「インプラス」と比較されることが多くあります。リサーチ結果によると、インプラスの和室用格子はオーソドックスな「荒間格子」の1種類のみとされています。
一方で、プラマードUは前述の通り和風格子が3種類用意されており、さらに洋風デザイン向けの格子(プレーンタイプやエレガントタイプなど)も多数存在します。
このように、お部屋のテイストに合わせて細かくデザインを選べる点が、プラマードUの大きな強みと言えます。
3種類の和室用格子の特徴とおすすめの空間
それでは、プラマードUに用意されている3種類の和室用格子について、それぞれのデザインの特徴と、どのような和室に向いているのかを具体的に見ていきましょう。伝統的で素朴な「荒間格子(あらまごうし)」
荒間格子は、ひとつひとつのマス目が大きく作られた、正方形に近い四角格子です。古くから日本家屋で使われてきた伝統的な障子のデザインに最も近く、素朴でオーソドックスな印象を与えます。
この格子は以下のような空間に推奨されます。
- 既存の障子が一般的な荒間格子で、リフォーム後も部屋の雰囲気をあまり変えたくない場合
- 落ち着いた和風旅館のような寝室や、伝統的な仏間、客間などのクラシックな和室
モダンで横の広がりを見せる「横繁吹寄格子(よこしげふきよせこうし)」
横繁吹寄格子は、横に細長い長方形のマス目が連続するデザインです。横のラインが強調されるため、空間に低い重心をもたらし、落ち着きのあるモダンな和室を演出します。
この格子は以下のような空間に推奨されます。
- 座布団や座椅子など、床座を中心とした和室
- 平屋住宅や、和モダンテイストを取り入れたインテリア
- 背の低いロータイプの家具を配置しており、部屋全体の横ラインを揃えたい空間
凛とした縦のラインが美しい「たて繁吹寄格子(たてしげふきよせこうし)」
たて繁吹寄格子は、既存のラインナップに新しく追加されたデザインです。繊細なたて格子のデザインにより、縦方向のラインが強調され、メーカーの表現を借りれば「和の空間に凛とした佇まい」をもたらします。
この格子は以下のような空間に推奨されます。
- 天井の高さを強調したい和室
- 床の間が設けられているような、少し格式の高さを意識した空間
- 茶室風のデザインなど、シャープで引き締まった印象を出したい和室
サッシ色とのトータルコーディネート
格子の種類だけでなく、サッシの枠色選びも空間作りにおいて重要です。プラマードUの和室用サッシ色には、木目調のダークブラウン、ミディアムオーク、木目ナチュラル、木目クリアのほか、ホワイトやグレイなどが用意されています。
柱や鴨居といった既存の木部の色合いに合わせるか、あるいは畳のヘリや建具の色とリンクさせることで、部屋全体に統一感が生まれます。
なお、プラマードUのホワイトは少し青みのあるオフホワイト系であると指摘されており、壁紙の色調に合わせて選ぶ際の一つの目安となります。
和室のテイストに合わせて最適な組み合わせを
本記事では、プラマードUにおける和室用格子の種類や違いについて解説しました。重要なポイントを以下に整理します。
- プラマードUの和風格子は「荒間格子」「横繁吹寄格子」「たて繁吹寄格子」の3種類から選択可能である
- 和紙の質感を重視する場合は「和紙調単板ガラス」、断熱性や掃除のしやすさを重視する場合は「和室用複層ガラス」が適している
- LIXILのインプラスと比較して、プラマードUは和室向けのデザインバリエーションが豊富である
- マスの形や向きによって、伝統的、モダン、格式高いといった空間の印象をコントロールできる
快適で美しい和室空間の実現に向けて
和室の趣を残したまま断熱や防音の対策を行いたいというご要望に対して、プラマードUは非常に有力な選択肢となります。障子の張り替えの手間から解放されつつ、年間を通して快適な室温を保てることは、日々の暮らしに大きなメリットをもたらすはずです。
まずはご自宅の和室の用途や既存のインテリアを見直し、どの格子デザインが最も馴染むかを想像してみてはいかがでしょうか。
お近くの施工店やショールームで実際の質感や色合いを確認されると、より具体的なイメージが湧き、ご自身にとって最適なリフォーム計画が立てられると思われます。