
和室の厳しい寒さや窓ガラスの結露に悩まされていませんか。
断熱性や防音性を高めるために内窓(二重窓)の設置を検討しつつも、和室ならではの趣がある障子枠はそのまま残したいと考える方は非常に多くいらっしゃいます。
また、専門のリフォーム会社に依頼するといくらかかるのか、あるいは自分でDIYして費用を抑えることは可能なのか、といった点も気がかりなはずです。
この記事をお読みいただければ、既存の障子枠を活かした内窓設置の具体的な方法をはじめ、必要な費用相場や、DIYで取り組む際の現実的なラインが明確になります。
和室の美しい意匠を損なうことなく、一年を通して暖かく快適な空間を手に入れるための知識を深めていきましょう。
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和室の意匠を残したままの内窓設置は十分に実現できます

結論から申し上げますと、既存の障子枠や和室の雰囲気を活かしたまま、内窓を設置して断熱効果を得ることは十分に可能です。
費用については、プロに依頼する本格的なリフォームであれば1窓あたり約5万〜15万円が一般的な相場とされています。
一方で、DIY用の後付けパネルなどを活用すれば、1窓あたり1万〜3万円程度に費用を抑えることも可能です。
また、簡易的なDIYキットであれば、特殊な工具を使わずに設置できるため、賃貸住宅にお住まいの方でも取り入れやすい方法が存在します。
ただし、DIYを選択する場合は、採寸の精度が仕上がりに大きく影響するため、慎重な作業が求められます。
和室の雰囲気を損なわず断熱効果を得られる背景

なぜ障子枠を活かしながら、機能的な内窓を設置することができるのでしょうか。
それには、近年の住宅設備における製品開発の進化や、多様なDIY向け資材の普及が関係しています。
ここでは、和室の意匠を残せる理由や、費用感の違い、そしてDIYが可能とされる背景について詳しく解説します。
和室に調和する専用製品が豊富に存在します
かつては「内窓=洋室向けのアルミや樹脂製の窓」というイメージが一般的でした。
しかし現在では、各メーカーから障子風のデザインを採用した内窓が多数販売されています。
ガラスとガラスの間に和紙調のフィルムが挟まれているものや、格子状の組子があしらわれているものなど、一見すると本物の障子と見分けがつかないほど精巧な製品が揃っています。
これにより、和室の風情ある意匠を崩すことなく、現代的な断熱・防音性能を付加することが可能となっています。
工法や目的によって費用相場は大きく変動します
内窓の設置にかかる費用は、選ぶ工法や製品の性能によって大きな差が生じます。
リサーチ結果によると、一般的な費用の目安は以下の通りとされています。
- 本格的な内窓リフォーム(小窓):約3万〜8万円
- 本格的な内窓リフォーム(腰高窓):約5万〜15万円
- 本格的な内窓リフォーム(掃き出し窓):約8万〜20万円以上
- 後付け障子パネル・簡易内窓(DIY):約1万〜3万円
- 材料費のみの簡易施工(DIY):5,000円前後〜
なお、障子そのものの張り替え費用は1枚あたり2,000〜8,000円程度、新規で障子を作成する場合は1枚あたり2万〜4万円前後が目安とされています。
内窓リフォームは単なる障子の張り替えに比べると初期費用は高くなりますが、長期的には冷暖房費の節約や結露防止といった優れたコストパフォーマンスが期待できます。
また、省エネを目的としたリフォームに対しては、国や自治体の補助金が適用される可能性もあるため、専門業者へ相談する際に確認することをおすすめします。
DIYでも取り組みやすい環境が整っています
近年はDIY需要の高まりを受け、工具をほとんど使わずに設置できる簡易内窓キットが広く流通しています。
これらの製品の多くは、両面テープでレールを貼り付け、採寸に合わせてカットしたポリカーボネート製のパネルをはめ込むだけのシンプルな構造です。
既存の障子枠を残したまま、その内側(または外側)に「貼る・被せる・置くだけ」の方式を採用しているため、大がかりな工事が不要です。
特に賃貸住宅においては、壁や窓枠に穴を開けずに済むため、原状回復がしやすいという大きなメリットがあります。
ただし、隙間なく設置できなければ本来の断熱効果が発揮されないため、ミリ単位での正確な採寸が不可欠となります。
障子枠を活かす内窓リフォームの具体的な3つのアプローチ
実際に和室の障子枠を活かして内窓を導入する際、どのような方法があるのでしょうか。
ここでは、予算や目的に応じた3つの具体的な選択肢をご紹介します。
1. 専門業者に「障子風内窓」の設置を依頼する
最も確実で仕上がりが美しいのは、大手メーカーが製造している和紙調ガラスを用いた内窓を、プロの施工業者に設置してもらう方法です。
既存の窓枠の内側に新しい樹脂サッシを取り付ける形になりますが、ガラス部分が和紙のような質感になっており、格子を取り付けることも可能です。
この方法の最大のメリットは、高い断熱性能と防音性能を確実に得られることです。
また、施工時間も一般的な窓サイズであれば1窓あたり30分〜1時間程度で完了することが多く、日常生活への影響が少ない点も魅力です。
本格的なリフォームとなるため費用は5万〜15万円前後かかりますが、長く快適に過ごすための投資としては非常に有効と考えられます。
2. DIY用の「後付け障子パネル」を設置する
費用を抑えつつ、ある程度の断熱効果を得たい場合におすすめなのが、DIY向けのポリカーボネート製パネルなどを使用する方法です。
和紙の風合いを持つ半透明のパネルを購入し、専用のレールキットを使って既存の窓枠や障子枠の周辺に設置します。
プロによる本格的な内窓には性能面で及びませんが、空気の層を作ることで一定の断熱・結露防止効果が期待できます。
費用も1窓あたり1万〜3万円程度で済むため、週末のDIYプロジェクトとして手軽に挑戦できる範囲と言えます。
賃貸住宅にお住まいの方や、将来的に取り外す可能性がある方にとって、非常に利便性の高い選択肢です。
3. 既存の窓ガラスに「和紙調フィルム」を貼る
内窓そのものを設置するのではなく、現在の窓ガラスに機能性を持たせたフィルムを貼るという簡易的なアプローチもあります。
ホームセンターやインターネット通販で販売されている断熱・結露防止用の和紙調フィルムを、自分でガラスに合わせてカットし、水や専用のスプレーを使って貼り付けます。
材料費のみであれば5,000円前後から始められる最も安価な方法です。
空気の層を作る二重窓ほどの高い断熱効果は望めませんが、窓からの冷気を和らげたり、外からの視線を遮る目隠しとしての機能は十分に果たします。
「まずは手軽に和室の雰囲気を変えつつ、少しでも寒さ対策をしたい」という方に適した方法です。
目的と予算に合わせて最適な方法を選択しましょう
和室の趣ある障子枠を活かしたまま、断熱や結露対策を行うための方法について解説してきました。
本格的な性能と美しい仕上がりを求めるのであれば、プロに依頼して障子風内窓を設置するのが最も確実です。費用は5万〜15万円程度が目安となります。
一方で、費用を抑えたい場合や賃貸住宅にお住まいの場合は、1万〜3万円程度で導入できるDIY向けの後付けパネルや、さらに安価な和紙調フィルムの活用が現実的な選択肢となります。
DIYを行う際は、採寸の精度が断熱効果に直結するため、丁寧な作業を心がけることが大切です。
ご自身の予算、求める性能、そして住宅事情(持ち家か賃貸か)を考慮し、最も適したアプローチを選んでください。
快適な和室空間への一歩を踏み出してみませんか
冬の厳しい寒さや、毎朝の窓の結露拭きといったストレスを我慢し続ける必要はありません。
和室の美しい意匠を諦めることなく、現代の便利な製品を活用すれば、より快適な生活環境を整えることができます。
まずは、ご自宅の窓のサイズを測り、DIY用の簡易キットが適用できるかどうかインターネットで製品をチェックしてみてはいかがでしょうか。
また、本格的なリフォームを少しでもお考えであれば、複数のリフォーム会社に無料の見積もりを依頼し、プロの意見を聞いてみるのも素晴らしい第一歩です。
ご自身にとって最適な方法を見つけ、心地よい和室での時間を取り戻してください。