
断熱や防音のために設置した二重窓ですが、日々の生活の中で開け閉めが手間に感じたり、お部屋の圧迫感に悩まされたりしていませんか。
せっかく設置した設備であっても、生活動線の妨げになるのであれば取り外しを検討されるのは自然なことです。
この記事では、不要になった窓設備を取り外す際にかかる金額の目安や、専門業者に依頼するべき理由、そして取り外すことによる生活上のメリットとデメリットについて詳しく解説いたします。
最後までお読みいただくことで、現在の住まいとライフスタイルに合った最適な選択ができ、スッキリとした快適な空間を取り戻すための具体的な道筋がわかります。
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内窓を撤去・処分する費用の目安は数千円から1万円前後です

内窓が邪魔になったため外したいと考えた際、最も気になるのが撤去にかかる費用だと考えられます。
一般的な目安として、内窓の取り外しと廃材の処分を合わせた費用は、1窓あたり数千円から1万円前後とされています。
現場の状況や依頼する業者によって詳細は異なりますが、撤去作業そのものに約3,000円から5,000円、ガラスなどの処分費として別途数千円から10,000円程度が請求されることが多いようです。
また、以前内窓を設置してもらった業者や、他のリフォーム工事と同時に依頼する場合などは、サービスの一環として無料や格安で引き受けてもらえる可能性もあります。
ただし、これはあくまで「内窓だけを取り外して処分する」という軽微な工事における相場です。
撤去費用が比較的安価な理由とDIYを推奨しない背景

内窓の取り外しが数千円から1万円程度で済むのには明確な理由があります。
ここでは、その理由とあわせて、ご自身で作業を行う際のリスクについて解説いたします。
内窓の撤去作業自体は比較的軽微であるため
LIXILの「インプラス」などに代表される内窓は、既存の窓枠の室内側にもう一つの窓枠をビスや金物で固定して設置されています。
そのため、取り外す際も壁を壊したりするような大掛かりな解体工事は必要ありません。
固定されているビスを外し、枠とガラス戸を取り外すだけであるため、作業時間も短く、施工費用そのものは安価に抑えられる傾向があります。
DIYでの撤去は処分と安全面のリスクが高いため
構造がシンプルであるため、ご自身で外すことも物理的には不可能ではありません。
しかし、専門家としてはご自身での作業はおすすめいたしません。
その理由として、以下の点が挙げられます。
- 重量のあるガラスを扱うため、落下や破損によるケガのリスクが高い
- 取り外す際に既存の窓枠や周囲の壁紙を傷つけてしまう恐れがある
- 取り外したサッシやガラスは産業廃棄物扱いになることが多く、自治体の一般ゴミとして処分するのが困難である
ご自身で安全に取り外せたとしても、結局はガラスやサッシの処分費用や運搬の手間がかかってしまいます。
安全面と処分にかかる労力を総合的に判断すると、最初から専門の業者へ依頼する方が無難であると考えられます。
窓そのものをなくす工事とは次元が異なるため
内窓を外したいというご要望の中には、「外側の窓も含めてすべて塞いで壁にしてしまいたい」というケースも存在します。
内窓の撤去だけであれば1万円前後で収まりますが、窓自体を完全に塞いだり、壁として造作したりするリフォームとなると費用は激変します。
窓を塞ぐ工事の費用相場は、1箇所あたり約10万円から30万円程度とされています。
工事内容や内装の仕上げ次第では3万円から40万円超まで幅があると言われており、単なる撤去とは全く別の工事規模になる点には注意が必要です。
内窓が邪魔に感じて外したいと考える具体的なケースと対処法
近年、補助金制度などを活用して内窓を設置する世帯が急増しました。
しかし、実際に生活を始めてみると「邪魔だ」と感じてしまうケースも少なくありません。
ここでは、撤去が検討されやすい具体的なケースと、その際の対処法について解説いたします。
ベランダや庭への出入りが多く開閉がストレスになるケース
最も多いご不満の一つが、掃き出し窓など出入りの多い場所での開閉の煩わしさです。
洗濯物を干す際や、お庭へ出る際、あるいはペットや小さなお子様が出入りするたびに、窓を2回開け閉めしなければなりません。
日々の家事動線において、この二重の動作が蓄積すると大きなストレスとなります。
このようなケースでは、生活の利便性を優先し、出入りが頻繁な窓のみ内窓を撤去するという選択が有効です。
窓まわりのインテリアや開放感が損なわれているケース
内窓を設置すると、室内側に新たな窓枠が出現します。
これにより、本来設置したかったお気に入りのカーテンやブラインドが干渉して取り付けられなくなるケースがあります。
また、窓枠の厚みが増すことで視界が狭まり、お部屋全体の開放感が損なわれて圧迫感を覚える方もいらっしゃいます。
インテリアの自由度や空間の広がりを取り戻したい場合、内窓を取り外すことで視界がスッキリと改善される効果が期待できます。
断熱効果よりも日々の使い勝手を優先したいケース
内窓には、優れた断熱性能や防音性能、結露の抑制といった非常に大きなメリットがあります。
家全体の断熱性能を向上させるために設置したものの、生活スタイルの変化などにより、「多少寒くても出入りしやすい方が良い」と価値観が変化することもあります。
ただし、撤去すると断熱性や防音性が失われ、以前のように結露が発生する可能性が高くなります。
そのため、撤去にあたっては「なぜ設置したのか」を再度振り返り、現在の生活において本当に不要かどうかを慎重に天秤にかけることが重要です。
撤去する前に確認しておくべきポイントと費用のまとめ
内窓が生活の邪魔になっており、取り外したいというお悩みについての結論を整理いたします。
内窓の撤去と処分にかかる費用は、1窓あたり数千円から1万円前後が目安です。
付き合いのあるリフォーム業者であれば、より安価に引き受けてもらえる可能性もあります。
一方で、撤去を行うと、これまで得られていた断熱性や防音性といった快適さは失われてしまいます。
生活動線の改善やインテリアの自由度といった「撤去するメリット」と、性能低下という「撤去するデメリット」をしっかりと比較検討することが、後悔のない選択につながります。
また、ガラスの破損リスクや廃棄手続きの煩雑さを考慮し、ご自身での取り外しは避け、専門知識を持つ業者に任せることを推奨いたします。
快適な暮らしを取り戻すためにまずは専門業者へ相談を
毎日使う窓だからこそ、小さな不便が積み重なると大きなストレスになってしまいます。
「せっかく高い費用をかけて付けたのだから」と我慢し続ける必要はありません。
ご家族のライフスタイルや動線は時間とともに変化するものですから、今の暮らしに合わせて住まいを最適化することは非常に前向きな決断です。
撤去費用自体はそれほど高額にならないケースが多いため、まずは信頼できるリフォーム業者や窓の専門業者に状況を見てもらい、見積もりを取ってみることから始めてみてはいかがでしょうか。
プロの視点から、撤去すべきか残すべきかの適切なアドバイスをもらうことで、きっとご自身が納得のいく快適な住環境を取り戻すことができるはずです。